a1.フラワーデモin三重

fl.a1.2021年1月11日(月)❁フラワーデモみえ❁スピーチⅱよりこを地域病院一体型へbyゆき花

site up 20210113水

2021年1月のフラワーデモみえ、呼び掛け人のゆき花のスピーチです。フラワーデモ津で、津市議の竹下幸智子さんが、代読して下さいました。ワンストップセンターよりこが、地域病院一体型となるよう、訴えました。

(以下、本文)

こんにちは。フラワーデモみえの長田伊央です。性暴力を許さない、性犯罪刑法改正の声を、東京・全国と連帯して訴えています。

今日は、性暴力被害者支援の三重県の大きな課題について、お話しします。それは、ワンストップセンター・よりこの、地域病院一体型への早期の実現です。よりこは、県警一体型で、地域病院一体型ではありません。ですが、先駆ける地域は、病院一体型です。内閣府が5月に視察に行った和歌山県のワンストップセンターに、以前、高野山にいた頃、相談に行ったことがあります。

現状の司法の下、警察や司法が出来る対応に限度はあります。けれども、ワンストップセンターの支援の在り方で、出来ない司法・警察の現状でも、被害者の出来ることが、ずいぶん、違うのです。女性警察官の方、ワンストップセンターの相談員が寄り添ってくれたことで、男性警察官や周囲の態度も異なり、司法・警察では対応されませんでしたが、私が当時所属していた高野山の関係から対応され、加害者は追放されました。

同じ加害者に伊勢にきて、付き纏われたことがあり、警察に相談しました。女性警察官は「そういうのはねぇ、自分でどうにかするしかないんですよ」と冷たく言いました。その警察署で、その後、警察官によるわいせつ事件が報道されていました。このような状況では、助けを求めたくても、求められません。

フラワーデモみえは、伊勢の近所の性被害者の自死者がきっかけです。暴行脅迫要件、抗拒不能要件が、性暴力の問題だと理解している警察や司法の方々も、三重にはいます。加害者優位の刑法であっても、支援者や周囲の人達の、寄り添いや理解が、被害者を支えて生かしてくれること、行動の可能性を広めさせてくれることを、どうか知って欲しいです。

性暴力は、女性のプライベートでデリケートな身体パーツ関わる問題です。それは、男性やLGBTQの被害者であっても同じです。一人一人、誰にとっても、性は大事な身体パーツです。特に女性には、子を孕み産む受け身的な特性からも、年齢問わず立場が弱く、10歳前後から10代20代の若年層はもっと、心身の負担になります。

プライベートな身体部分の傷やケガの治療、膣・肛門・口腔・性器などの精液や唾液といった証拠採取、妊娠予防の対応、性被害専門のメンタルケアには、医療の優先があって、警察の対応の必要の順です。医療も、性暴力支援看護師など、専門医療の対応が必要なのです。その上で、十分な教育を受けた女性警察官などの対応が、命の必要の順です。

暴行強迫要件、抗拒不能要件が満たない性暴力は、受理しないという警察・司法の決まりです。けれども、性暴力は、暴行強迫、抗拒不能だけによりません。グルーミング(囲い込み、手なづけ)、エントラップメント(罠、騙し)など、暴行脅迫・抗拒不能以外のものの方が、ずっと多いです。

フラワーデモのきっかけになった4つの裁判のうちの1つ。同じ東海の静岡地裁の裁判は、父親から、知的障害のある12歳の娘への性暴力でした。司法の場で、膣が処女状態ではないことを示す写真が提示され、加害弁護士からは「タンポンの使用で処女膜が傷付いているんだ」「今はネットから性行為の情報も収集できるよね(=知的障害を理由に信用しない)」「お父さんにされちゃったの」などと、一審の裁判の場で言われていたそうです。有料記事ですが、あまりなセカンドレイプで、読むのが辛くなりました。不同意性交等罪の創設が必要です。

また、今のままでは、13歳という性交同意年齢の引き上げもされないままの可能性があります。世界でも日本の基準は低く、アジアでは最も低いです。性行為は、義務教育では教えてはいけないという、矛盾した決まりがあります。

そんな中、学校の教師から生徒への性暴力を、フラワーデモみえを通しても、幾つも聞いています。三重県内でも、とても多い現状です。学校の性暴力は、同じ教育機関が隠蔽してしまう状況にあります。第三者機関を介在させるなどの対応がされなければ、子供達が、守られません。

性暴力がないことにされているように、性暴力のトラウマもないことにされています。でも、性暴力の脅威・恐怖によって、私達の身体機能は、脳、神経系、細胞の一つ一つまで、被害以前とは変わってしまい、安全安心を感じられなくなっていると言われています。安全安心を感じられない、脅威恐怖でしかないということは、人と関われなくなるということです。人と関われなくなると、人間の体は生きられません。そんなふうに、私のトラウマ治療の専門の先生方は言っています。

こうして、皆の前に立っていても、それは変わりません。脅威恐怖の体の反応を常に抱えながらいます。専門で複合的な心理療法は日本でごく限られています。

せめて、安全安心、信頼関係の下で話し合える環境が必要です。性の話題をタブー、禁忌にしないで、分かち合える場が、回復の大きな力になります。

性教育は、どの世代にも必要です。また、人権教育であることを理解して下さい。

性暴力は、性教育と重なってもイコールにはならない、「性」「暴力」の触れ難い問題です。そして、一人一人にある、問題です。どうか、ちょっとずつ、出来るところで、向かい合って、分かち合って下さい。それが、解決の一つ一つに繋がります。

(約2200字:7分30秒)

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