a1.フラワーデモin三重

fl.a1.2021年1月11日(月)❁フラワーデモみえ❁スピーチⅰきっかけbyゆき花

site up 20210113水

2021年1月のフラワーデモみえのスピーチです。フラワーデモ津で、竹下幸智子さんが、代読して下さいました。

(以下、本文)

こんにちは。フラワーデモみえ呼び掛け人のゆき花です。

フラワーデモは、2019年3月、相次ぐ性犯罪無罪判決をきっかけに、花を持って集まろうと、北原みのりさん、松尾亜紀子さんに呼び掛けられました。

1年で全国に広まりました。毎月11日にどこかで開催されています。

三重は2019年11月に、初めて開催されました。私の住む伊勢の直ぐ近所に、性被害者の自死者がいたことを知ったことが、きっかけです。遺族の夫は、医者で、母のかかりつけ医でした(今はご実家の病院のある北勢に戻られています)。

自死したのは、3-4年程前のことですが、その後もずっと、自死遺族の苦しみを、一人で抱えて傷付いていて、母に初めて話したそうです。その後、私も話しました。

自死者の方は、もっと20年も苦しんだ末、孤立に追い詰められ、性暴力被害だけでなく、様々な尊厳を奪われた結果の、自死でした。

昨日、成人式でしたが、ちょうど、高校-大学生頃の被害のようです。成長期の少女・子供、社会への過渡期にある学生や、新社会人の子達は、立場の弱さもあり、特に標的に性暴力のされます。

警察、司法、行政、専門医療、三重県内・名古屋の方までも、相談に行ったけど、どこに相談してもダメだったと、言っていました。そして言いました。

「性暴力被害なんて、なかったように過ごしていれば良いんです。何事もなかったように、笑って過ごしていれば、安全なんです。」

と。でも、それは安全とも、安心とも、言えません。性暴力・性犯罪が存在するのに、存在しないもの、見えているのに見えないもの、聞いているのに聞いていないものとするのは、安全安心の人間関係ではなく、真逆のものです。加害者・犯罪者を擁護し、性暴力・性犯罪を助長させるものです。

悲しみを吐き出すように言った後「僕もまだ、傷が癒えていないんです」と言いました。残された遺族もまた、傷付いてままです。

私は、この性暴力被害者の自死を、知らないこと、話しても、大したことない・触れたくない、或いは、全く無視してスルーする、同じ近所や地域の人達の態度が、恐ろしくなりました。「分かる人達に繋がらなければ、命が危ない」と思い、東京の刑法改正のイベントに参加しました。

フラワーデモ全国呼びかけ人の北原みのりさん、Springの山本潤さんの自死者を悼む言葉で、やっと安堵の息が出来ました。そして、イベントの間中、ずっと、涙が止まりませんでした。帰って翌日、津駅でフラワーデモを立ち上げました。

存在させないこと、あるのにないことにすること、その人間関係の切り離しは、体も、心も、私達・人間を傷付けるもので、尊厳も命をも奪うものです。

三重のフラワーデモは、性被害者の命がきっかけです。そのことを、どうか忘れないで下さい。

(約1200字4分)

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