a1.フラワーデモin三重

fl.a1.2020年12月11日(金)❁フラワーデモみえ❁スピーチⅳ:公式メッセージ(草津町議リコール抗議)

site up 20201213日

今、問題になっています、群馬県草津町の町議・新井祥子さんのリコール(議員排除)抗議について、フラワーデモ公式・北原みのりさんからのメッセージです。今日は群馬県草津町でもフラワーデモが開催されています。私達も、三重からWithYouの花と共に、連帯をしています。代読致します。

以下の記事より、メッセージ・スピーチとしてまとめました。

〉AERA:殺気だつ草津町傍聴席「犬だってしねぇよ」 セクハラを背中で浴び続けた気分になった

*リンク先が期限切れの場合もあります。

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群馬県草津町で今、起きていることは、もしかしたら地方議会の「今」の問題なのかもしれない。リコールの賛否を問う住民投票(12/6)まで時間がない中、12月1日、草津町議会を傍聴するため草津に向かった。


この日、議会で多くの時間を費やしたのは、町長からの性被害を告発した新井祥子議員の処分についてだった。町長は新井議員を名誉毀損で刑事・民事ともに訴え、5000万円を要求している。議会で新井議員はうそつきと断定され、議員等が率先してリコール(議員排除)運動を導いた。

12人の傍聴席は全て埋まっていた。私を含めて5人の女性が傍聴していたが(偶然だが、この問題に関心を持つ女性が東京から私を含めて4人いた)、傍聴席の約半数が女性であることは珍しいという。そのためか町長は傍聴席を意識するように「今日は新井議員の応援団が来ているから」と2度ほど言い、自らの潔白を強く語りかけるように長い発言を繰り返した。

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休憩を挟んで議場に戻ろうとしていた男性議員たちが「傍聴席のヤツラ!今日はやりにくい」と大声で言っているのが聞こえた。「ヤツラ」と言うんだな……と驚いたが、普段から傍聴している人によると、「今日は議場がいつもより穏やか」とのことだった。いつもは新井議員への嘲笑や暴言、叱責が激しいといい、この日は傍聴席の女性が圧になっていたのは確かのようだ。

一方、傍聴席は殺気だっていた。70代くらいの男性たちが前列に座る私たちの背後から、「こっちにだって選ぶ権利あるんだよ」「誰があんな女と」「犬だってしねぇよ」と声を浴びせたり、「(性被害が)本当なら(時間的に)町長はニワトリだ」と盛り上がったりもしていた。ニワトリの意味は、すぐ射精するとのことらしい。コケッコッコーと言っては笑っていた。セクハラを背中からずっと浴び続けた思いになる。

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■ 女性が被害者、男性が加害者という“風潮”

町長とは散会後、話す機会を頂いた。率直にリコールはやりすぎではないかと問うと、町長は「それは主観の問題」と答え、逃げられたように感じたが、いわゆる「ガハハ」な下品系ではなく、初対面の私に敬語を崩さないビジネスマン的雰囲気の人である。


町長室に入って座って話しましょうと言われたが、町長室前の立ち話でお願いし、20分ほど話した。その後、礼を言い立ち去る時、「町長室に入ったら、犯されちゃうって警戒されちゃったね」と、支援者たちがふざけているのが聞こえた。思わずカッとくるのを抑えながら、階段を駆け下りた。


町長は「最近は、女は被害者、男は加害者という風潮がある」と議会で話していた。私との会話の中でもそう語っていた。その風潮を新井議員が利用しているという主張だ。「私に犯されたなら証拠をだしなさい」といら立つように新井議員に迫ってもいた。そういう町長に同調するように傍聴席でも「女が被害を受けたといえば、それでいいのか」と吐き捨てる男性の姿もあった。

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セクハラがセクハラと理解されない日常で、声をあげた女性を、全力でたたきつぶそうとする、その男性達の拳(こぶし)の強さを、思い知る。


「女は被害者、男は加害者という風潮」は、実は男性社会が作ってきたレイプ神話だ。逆説的だが、そういう“風潮”があるからこそ、女はいくらでもうそをつき、男をおとしめられるのだという“神話”が、再生産されてきた。「女性はいくらでもうそをつける」という、杉田水脈(みお)議員の発言の背後には、こういう被害者意識を深める男性たちの、いら立ちがあるのだろう。


加えて今の「風潮」を言うなら、被害者の訴える声を、まずは疑わずに静かに聴く、ことである。それが今の国際基準の、“被害者・中心主義”というものだ。もちろん、男女問わずに。犯された証拠を出せ、出せないなら犯されていないのだ、という論理で追い詰めることは、そもそも性暴力に無知であることを、露呈するだけでしか

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■ 女性議員1人以下の地方議会は45%

★徳島県藍住(あいずみ)町では、2010年、2014年の2度、西岡恵子町議(当時)が、水道光熱費が少なすぎて、居住実態がないと断定され、同じ理由で、議員を失職させられている(議決取り消しを求めて提訴し、勝訴確定)。議員16人中、女性議員1人(当時)。

★沖縄県宮古島では、2017年、石嶺(いしみね)香織市議(当時)が、自衛隊誘致に反対し「(自衛隊がくると)婦女暴行事件が起こる」とSNSに記し、辞職勧告を受けた。議員26人中、女性議員1人(当時)。

★熊本県熊本市では、2018年、緒方夕佳議員が、乳児を議場に入れた、のどあめをなめたと、出席停止処分を受けた。議員48名中、女性議員4人

★埼玉県日高市では、今年、田中まどか議員が、SNSに議会での同僚議員の様子を「質問をしなかったなど」を記し、辞職勧告を受けた。議員16人中、女性議員2人。

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もちろん男性議員も辞職勧告などを受けているが、そもそも絶対数が少ない女性議員への懲罰が目立つのと、港区議員の公然わいせつや、女性職員の机を物色して刑事事件になった富山市議など、男性議員と女性議員との、懲罰の次元が違いすぎるじゃないか。

女性議員がゼロ、またはたった1人の議会は日本全体で45%にもなる。

新井議員もたった1人の女性議員だ。女性がいないことが、「あたりまえ」の極端な男性社会が日本の地方に根深くあり、深く根を張り続けてきた。その弊害が、今、少しずつ可視化されてきているのかもしれない。

中からも、外からも、こもった空気を入れかえ優しい風を感じるために、この国の窓をあけたい。

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北原みのりさんのメッセージは以上です。 これは、群馬県草津町だけのことではなく、地方議会の「今」の問題であり、国政の問題であり、私達の三重県や市町の議会・議員でも、決して他人事ではありません。

女性議員は、私達、女性の声・性被害者の声を、十分な理解ある議員・市長・町長の方々に、届けられるような、安全安心な議会の環境でしょうか。

県知事・市長・町長そして議員とも、男性首長・男性議員が圧倒的多数の中、女性首長・女性議員は安心して発言し・反映される環境でしょうか。クォーター制度の導入を願います。性暴力被害者は90%が女性、性暴力加害者は95%以上が男性です。その現実と一緒に、私達一人一人が、そして、皆が、向かい合う必要があります。

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約2700字9分

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