b1.フラワーデモ公式

fl.b1. 2020年7月11日(土)❁フラワーデモみえin伊勢、津❁④ 公式ステイトメント

site up 20200714火

フラワーデモ公式、東京&全国呼び掛け人の、北原みのりさんからのステイトメント・メッセージです。

*今日はフラワーデモ北海道に参加されました。津のフラワーデモ後にlineにupされました。

(以下、本文)

2019年4月11日、花を持って東京、大阪ではじまったフラワーデモは、一年をかけ47都道府県に広がりました。今では毎月11日には47都道府県のどこかで、声をあげ、性暴力に抗議し、性差別に抗うフラワーデモが行われています。

フラワーデモは#MeTooの声をあげる被害者と、あなたと共にある、あなたの声を信じる#WithYouを表明してきました。

これまで「被害者は語れない」とされてきました。そしてフラワーデモでは「被害者が語り始めた」と言われてきました。それでも本当にそうなのだろうか。フラワーデモを続けるたびに、考えさせられてきました。

フラワーデモで語る人の多くは、「誰にも話したことはなかった」「ずっと黙ってきた」と言います。でも、その語りを聞いていると、彼女たち、彼らが「伝えようとしたのに、聞いてもらえなかった」「どうせ聞いてもらえないだろうと諦めてきた」ことが分かります。そして様々な方法で、もがきながら伝えようとしていたことが分かります。ただただ、その声を、聞く力が、この社会になかったのです。

だからフラワーデモでは、あなたの声を聞く、信じる、という力を、参加する人たち全員でつくってきました。女性の性がモノのように値段をつけられ、女性の言葉が軽く扱われ、女性の人生が尊重されず、女性が諦めること、黙ることで回る社会を終わらせたいのです。

これまで幾度も、フラワーデモの目標は何か、と聞かれてきました。
同意していない性交なのに、どのくらい「抵抗したか」または「抵抗できなかったか」が問われる刑法を変えたい。13才ならば「同意」できるとされている年齢を変えたい。時効をなくしたい。今の刑法を変えたい。

それででも、刑法を変えるだけでは、不十分であることも実感しています。それほどに、私たちは、犯罪にならない「性暴力」「性差別」の空気のなかを生きているからです。

たまたま性犯罪にあったわけでもなく、たまたま運が悪かったのでもない。
こういう社会だから、多くの女性が避けられずに浴びるように、性差別、性暴力にさらされています。だからこそ、性犯罪加害を「軽く」みるような、性犯罪をうみだすような社会、性差別が前提の社会を変えたいのです。

新型コロナウィルスで、この国を生きる女性たちがどのような暴力にさらされ、どのような差別にさらされてきたのかが浮き彫りになりました。

DVで居場所を失い、孤立する人たち。介護、看護や人をケアする仕事に就く圧倒的多数が女性である状況で、低賃金で感染リスクにさらされつづけている状況。性産業で働く女性たちが最も感染のリスクにさらされながら守られていない状況。妊娠の恐怖を感じるような思いをしても、それでもすぐに緊急避妊ピルが手に入らないような状況。望まない妊娠をしても、安全な中絶ができない状況。私たちの身体が守られていない。女性の人権が、この社会に本当に希薄です。

黙ることで、諦めることで、私たちの痛みや悔しさは「なかったこと」にされてきました。でも、もう黙らないでいい。私たちが本当に望む場をこの場でつくりながら、この社会の空気を、社会を変えていけるようなそういう声をつなげていきましょう。もう誰も、差別で苦しまない社会を一緒につくりましょう。

(終わり)

*メッセージは【主旨と投稿ルールbyゆき花】に同意とします*