a1.フラワーデモin三重

fl.a1. 2020年7月11日(土) ❁フラワーデモみえin伊勢、津❁②スピーチ

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ゆき花のスピーチのまとめです。

フラワーデモみえのきっかけは、伊勢の近所に自死した性被害者がいたことを、知ったことでした。医師の妻の方でした。自死したのは3年程前だそうです。母のかかりつけ医で、今は、実家の病院の後継に、伊賀の方に戻られました。自死した方は20年間、性暴力に傷付いてきたそうです。また、遺族の方も、傷付いていました。

警察・司法・医療・行政…誰に相談しても、相手にされなかったそうです。自死したことを、地元メディアが配慮なく報道した為、周囲からも白い目で見られ自死遺族のトラウマを抱えていました。

私がショックだったのは、そのことを、伊勢の周囲の人達に話しても、何の反応もなかったこと、何でもないことのように、聞き流されたことです。

それまでも性暴力被害者も、性暴力も、存在しても、ないようにされてきました。でも、人の命が関わってあることにまで、存在しないような、無反応な・何でもないような態度で返されて、恐怖を感じました。

全身から血の気が失せ、震える足で、東京の刑法性犯罪改正を進めるSpring、フラワーデモのイベントに行きました。

その時、山本潤さんがお話のはじめに、自死した性被害者を弔う言葉で、やっと人の心に出会えました。東京から帰って、夜通し、フラワーデモの用意をして、翌日、津駅のこの場所に立ちました。翌月の12月に、地元の方々と繋がり、やっと、安心出来ました。

私も自死した彼女も孤立無援で、一人ぼっちでした。

私達、性被害者の訴えは命掛けです。

性ある人間でありながら、無関心、他人事、傍観者は加害者の力と同じなのです。性暴力、性差別は、性ある皆の問題です。

6月11日、内閣府・男女共同参画局で、向こう3年間の性暴力・性犯罪強化対策が発表されました。その中に、「被害者にも、加害者にも、傍観者にもならない」とあります。「傍観者にならない」というのは、無関心、他人事ではなく、自分の問題として考えるということです。

性暴力について、社会に「聞く力」が必要と、フラワーデモ公式の北原みのりさんが話されていました。「聞く力」が必要なのは、社会の一人一人に必要なのです。

私は、4歳の時に、二人の加害者に連れ去れられ、トラウマにずっと苦しん出来ました。東京、四国遍路、高野山、伊勢に、信仰をよすがに、やっと大阪の専門治療に繋がれました。

ほとんどの被害者は、専門の治療者に繋がれません。それなのに、母の緊急入院の際、伊勢市の介護支援課やリハビリ病院の社会福祉士や保健師は、話したことのほんのポイント解釈をして、信じ難い非人道な介入をしてきました。

伊勢の性被害者の方は措置入院後に自死したそうです。誰にも助けてもらえないで、蔑まれて、措置入院までさせられて、本当に怖かったと思います。

「性暴力は、なかったことにして、笑って過ごせばいい」

と、半年前に、その遺族のお医者さんは言っていました。20年、30年前の長野で言われていたことが、今もまだ、同じことを、医療者、支援者の立場の人でさえ、当たり前に言うのです。

性暴力被害者を、支える家族も大変です。その家族の救いようのなさは、被害者に向けられてしまうのです。

トラウマ専門治療は、長野もそうですが、三重でも今も不十分です。

社会の一人一人が、問題視して目を向けてくれるだけで、性被害者はずいぶん救われるのです。

性暴力、性差別をなくす為に、今すぐ、何か、大きなことをしなくても良いのです。身近な・出来ることを、ちょっと意識して考えて見て下さい。そういう一人一人のちょっとずつの重ねで変わってゆくのです。

今日は、お話しを聞いて下さって、ありがとうございます。

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