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fl.b1. 2020年3月12日(木)❁フラワーデモin名古屋高裁前

site up 20200313金

【逆転有罪】実父から娘への性暴力、昨2019年3月、愛知・岡崎地裁で無罪判決だったのを、名古屋高裁で逆転有罪に。フラワーデモのきっかけになった裁判の一つです。

岡崎地裁では、無罪判決だった実父(以下、加害者の男)からの娘(以下、被害者の女性)への性暴力被害。

名古屋高裁では、逆転有罪で10年の懲役判決が下りました。

10年の懲役は、被害者当事者の苦しみの甚大さからすれば、決して相応しい量刑と言えるものではありませんが、これまでの性暴力の裁判の量刑の余りにも軽かったことを思えば、量刑の重さが増しただけでも、今回の名古屋高裁の判決は、司法が社会の実際・現実を鑑みた前進ある判決だったと言えます。

この判決を不服とした加害者は、最高裁に上告しました。最高裁で棄却されれば、争われないそうです。最高裁で棄却となる人道の目が司法にあることを願う気持ちです。

私も伊勢・三重から、名古屋高裁に行きました。1月は、前日、プラカや花を用意していたにも係わらず、酷い風邪をひいてしまい、行くことが出来ませんでした。フラワーデモみえでも、名古屋高裁へのスタンディングの応援を呼び掛けたところ、いつも参加して下さる2人の方が津、四日市から来られました。また、津や鈴鹿の方々、議員さんも、応援のメッセージを下さいました。

フラワーデモ長野のMさんとも、一緒になりました。私の郷里でもある長野市から遠路、来られました。フラワーデモみえの後押しをして下さり、立ち上げ後の辛い時期も、お話し聞いて下さりながら、支えて下さいました。ご自身も、いろいろ大変な時期だったのに…弱者に寄り添うお気持ちのある方で、名古屋高裁の日も来られたのだと思います。

名古屋のフラワーデモを通して支えていらっしゃる、具ゆりさん、東京から、呼び掛け人の北原みのりさん、松尾亜紀子さん、一般社団法人Spring代表理事の山本潤さん、等も東京から駆けつけていました。傍で裁判を見守って来られて、ご心労多かっただろうなと思います。

夕方は、赤旗新聞、東海総局の玉田文子さんの取材を受けました。3月24日の赤旗「ひと」欄に掲載して下さいました。東海地方だけかと思ったら、東京の方の紙面にも掲載されたようです。玉田さんの文章は、また、温かみのある文章でした。何度も確認のやり取りをしながら、性暴力の難しい問題の記事掲載について、向き合う真摯さを感じました。ありがとうございます。

今回の裁判では、裁判官によって、法の解釈が違ってくるという問題が明らかになりました。名古屋高裁の判決は、岡崎地裁の判決と違って、被害者のトラウマについて、もっと理解されているようでしたが、裁判官によって、この理解の差があったり、理解の有無が異なるのは問題です。

小西聖子さん(医師)らは、各地の法務省向けに800部の性犯罪被害者のトラウマ理解の為の資料を送られているそうですが、この頃の裁判の量刑を見ても、それらを十分に裁判官や司法者が理解しているとは思えません。被害者の為の司法として機能されていないと言えます。

司法のジェンダー・バイアス、医療のジェンダー・バイアス、様々な性差意識の問題がありますが、こんなに酷かったことを、フラワーデモを通して知りました。私も被害当事者ですが、司法はあまりにも遠く、とてもそんな余裕はない程、トラウマケアと日々の日常でやっとでした。声を上げられる人はごくわずかですし、声をあげて、社会が目を向ける人は、もっと数少ないです。

性ある一人一人でありながら、この問題と向き合わないのは、現状維持の立場にいる以上に、加害者達立場にいると言えます。みんなが向かい合う必要のある、性暴力、性差別の問題です。

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