「性」は、触れてはいけないこと?

触れてはいけないこと?

性は長く、禁忌に扱われ、タブー視されてきました。今でもそのような風潮はあります。性の問題は、繊細でデリケートな問題で、性暴力被害者の当人は勿論、誰しも扱い難くいます。でも、だからと言って、ある問題をない問題とするのは間違いです。見るべき問題を見ないで、目を逸らすのは、問題を悪化させます。

タブー視の例

❁触れてはいけないこと

性のことは長く触れてはいけないことと、されてきました。儒教的な教えや男尊女卑、年輩者を敬うなど、歴史的な思想や慣習に基づくものもあります。でも、触れなければ、解決はしません。正しい知識や学びを積み重ねながら、皆で考えてゆく必要がある問題です。

❁人と話すことではない、秘めごとだ

性の話を人と話すことではない、個人やその関係にある者同士だけの秘めごとだと、言う人もいます。でも、安全安心の基盤に社会の中で話し合わなければ、礼儀や相手の意志やお互いの尊重についての理解や見識が育まれません。

❁恥ずかしいこと

性という、身体のプライベートな部位(パーツ)や部分(ゾーン)である為に、恥ずかしいことだ、だから触れない、避けていようと考える人もいます。でも、恥ずかしいのはそのように触れないでいたり、避けていようとする背景にある無知・無理解や礼儀を知らないということです。

❁悪いこと、いけないこと

性や性暴力被害について、悪いことだ、いけないことだと、性被害者を責めたり、非難する人達もいます。でも、悪いのは加害者と、そういう人を傷付ける性暴力を放置する社会の一人一人です。被害者は悪くありません。

こんなことも

「性のことを言うなんて頭がおかしい」

ある親戚の叔母A

今までの社会では、触れられてないことを理由に、性や性暴力の問題をいう人達に対して、「頭がおかしい」「普通じゃない」などと、人格否定して言う叔母もいました。でも前世代のその人達が目を背けてきたから、次世代の子ども達が性暴力、性詐取の被害にあうのです。

「何事もなかったように過ごせばいい」

ある相談員C

「性暴力なんてなかったように、振舞っていればいいんだ」「笑って何事もなかったように過ごせばいい」これらは全て間違いです。被害者の尊厳が保たれるように加害者が裁かれる必要があります。性被害で深刻なトラウマが心身に残されることも、その回復も理解されていません。

「傷付けてしまいそうだから触れない」

ある教職員B

この本音は「相手を傷付けてしまいそうだから」ではなく、「自分が傷付きたくないから」です。そのように性のテーマに対して、他者や周囲への礼儀や距離感が、語り合う場を持てず、その人自身の身に付いていないということなのです。でもそれは逆に他者を傷付けます。

「誰にも言ってはいけない」

ある医療者D

「恥ずべきことだから、一人で背負って生きてゆきなさい」「悪いことをしたのだから、誰にも言ってはいけない」そのように被害者を脅す人達もいます。そうではありません。禁忌を理由に、被害者の苦しみを深くさせてはいけません。中絶についても女性だけに罪悪感を背負わす問題ではありません。半分はその男性の責任です。

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性あるみんなの問題です